2010年にMT4の次世代版であるMT5がリリースされました。しかしリリースから10年以上経った現在でも、MT4の使い勝手の良さや、対応EAの豊富さから、引き続きMT4を使い続けるユーザーが多くいます。とは言え、やはりMT5はMT4の次世代版なので、MT4から進化している部分があります。今回はMT4とMT5にどういった違いがあるのか解説していきます。
まずは圧倒的な機能面での改善です。MT5では動作スピードがM4よりも速くなりました。MT5からMT4に戻ると、動きの悪さに驚くかもしれません。動作スピードが上がったことで、一度に多くの通貨ペアをチェックしたり、たくさんのカスタムインジケーターを使ったりしても、動作がもたつくことがありません。
MT5では時間足が9種類から21種類にまで増えました。EAメインで利用している方はあまり恩恵を受けないかもしれませんが、裁量トレードも行っている方は重宝するでしょう。他にも気配値やナビゲーターウィンドウといった細かな部分にも違いがあります。より詳細な価格の変化がすぐに確認できたり、ナビゲーターウィンドウが見やすくなっています。
しかしながら、MT4は長年多くのトレーダーに支持されてきているため、カスタムインジケーターやEAの豊富さは、MT4に劣ります。この点はMT5が普及していくにつれ、MT5用のインジケーターやEAも多く開発されていくと予想されます。近年ではMT4のアップデートが少なくなっており、開発元のメタクオーツ社はMT5への移行を推進している様子です。メタクオーツ社サイトからはMT4のダウンロードはできません。近い将来MT5へ完全移行となる可能性もあります。MT5はMT4と細かな違いがあり、より使いやすくなっています。気になる方はぜひMT5をダウンロードしてみてください。